まちづくりネットワーク2004飯伊大会報告
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飯伊支部 櫻井善実

建築士は市民の声の「造形代弁者」に成り得るか?
   
 10月9日(土)、飯田市のりんご庁舎にて、約90名を参加を得てまちづくり
ネットワーク2004が開催されました。支部のまちづくり委員は楽しく準備を進
めました。講師には、この春飯田市を退職され、その後まちづくりの手腕を見込ま
れ和歌山県伊都郡高野町の助役になられた高橋寛治さんをお願いしました。赴任直
後のあわただしい中、準備の打合せを繰り返し行ってきました。

 講師の講演は、一人の行政マンが語るというよりもまちづくりの市民リーダー的
な情熱を感じるものでした。
 飯田市のシンボルであるりんご並木整備は、市民参加(住民だけでなく企業・商
店も含めて)の実例ですが、単なる市道の拡幅ではなく、丘の上の商店街活性化、
空洞化による人口減少に対する都心回帰、景観保全等たくさんの目的をもって行わ
れた都市再開発事業でした。企画の段階から関わってきた高橋講師、実務を担当し
てきた市役所の日置技師の講演は興味深いものでした

 
その後、雨の中を5グループにわかれ、新しくなったりんご並木沿いを歩きまし
た。
 戻り次第のワークショップはスムーズに行われました。おのおの目のつけどころ
も異なり、大変興味深い意見も飛び出しました。やはり外からの目も必要です。
 各グループで撮影したデジカメ写真をパソコンに取り込み、プロジェクターで写
して発表しましたが、なかなか鋭い指摘もあり、ありがたいことでした。
 数々の意見のなかで重要な意見だったのは、こうしたプロジェクトに建築士がど
のように関われたのか?というものでした。地元の建築士としては、大いに参加で
きたとまではいえませんが、原案づくりや市民レベルの委員会等には長年参加して
きました。具体的な仕事としては、外部からの先進の技術や力を借りながら地元の
産業経済としてうまく加わってきていると思います。要は建築士が身近で市民に信
頼されている存在かどうかということがポイントだと思いました。
 最後に大会宣言を読み上げ、終了することができました。


            飯田宣言

 私たち、建築士は技術を基に地域に根差し郷土を愛し、
日常の業務を行っていま
す。本日は、更に広い視野で職業を通じ貢献できることを目指し「まちづくりネッ
トワーク2004飯伊大会」に集う仲間がその牽引力となり、まちづくりを進めて
いくことを願うものです。

     1.広い視野で建築を仕掛ける
       点から線へそして表情豊かな
面”へ。
     2.まちづくりの経済効果まで理解を深めた
       地域興し、デザインコンサルタントへ。
     3.市民の声の「造形代弁者」に成り得る
       我が町の建築士を目指す。
                           平成16年10月9日
             長野県建築士会 飯伊支部まちづくり委員長 藤本勝


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