景観学習プログラム 長野県 みんなの景観



(社)長野県建築士会景観整備機構



1.景観学習プログラムの基本方針
 この景観学習プログラム「長野県 みんなの景観」を策定するにあたり、まず、「『まちづくり』
と『景観』とはどこが違うのか」、「景観とはなんだろう」というテーマを中心に検討の結果、長野
県建築士会景観整備機では次のように、景観学習プログラムの基本方針を決めました。


 ・「景観」に興味を持ってもらうことが大切なので、楽しく学習できることを基本とします。
 ・「長野県景観育成計画」(平成17年12月22日公表、平成18年4月1日発効)を基本とす
  るとともに、「長野県」という地域性を考慮します。

 ・小学校の授業を想定しますが、この学習を通して、家族や地域で景観を学習できるように発展し
  ていくことも考慮します。

 ・この学習をした子供たちが、将来、地域で景観を守り育てていく生活者の立場、景観を創る専門
  家の立場、あるいは、故郷を離れて遠くから自分が育った地域を愛する立場等々、様々な立場で
  活躍するようになることを想定して、子供たちの将来に役立つ内容とします。

 ・このプラグラムの全体構成は、複数のテーマの構成によって、
 【景観の導入学習>>最終目標=子供たちが自ら「景観とは何か」を考えるようになること】
                                                         とします。


2.景観学習プログラムの構成

 以上のような基本方針にもとづいた、複数のテーマの構成は、以下のようになっています。

  テーマT.景観とはなんでしょう:(基本的導入プログラム)
  ・子供たちに、「景観」の意味を、子供たちの言葉で伝える、導入のためのテーマです。
  ・学習の狙いは自分たちを取り巻く環境を景観という視点で考える場とすることとしています。

  テーマU−1.五感で感じてみる:(基礎的プログラム(感じる))
  ・「景観」は、見るだけでなく、体で感じる全てであることを、子供たちに感じてもらうための
   テーマです。

  ・学習のねらいは、五感で景観を感じてもらい身近な所に大切な景観が有ることに気づいてもら
   うこととしています。

  テーマU−2.景観を要素に分けてみる:(基礎的プログラム(調べる))
  ・「景観」を様々に分解してみて、どんなものでできているか調べてみるためのテーマです。
  ・学習のねらいは、景観はどのようにできているか考えてみることとしています。

  テーマV−1.クラスで選ぶ好きな風景ベスト5:(考えるプログラム)
  ・好きな風景を選ぶことによって、「景観」を考えてみるためのテーマです。
  ・学習のねらいは、好きな風景を選ぶことからはじめて、自分が住んでいる地域に対する関心を
   高めることとしています。


  テーマV−2.住んでいる地域の誇り:(考えるプログラム)
  ・自分ではなかなか気づかないけれど、よその人から言われて気づくような、「景観」の価値が
   あることに気づいてもらうためのテーマです。
  ・学習のねらいは、地域の誇りとは何かをよその人の意見を通して学習することとしています。

  テーマW−1.古い建物を捜してみよう
:(行動するプログラム)
  ・住んでいる地域にある古い建物を調べてみて、どんな役割をしているかをまとめて、景観地図
   を作ってみるためのテーマです。

  ・学習のねらいは、地域全体を景観という観点から捉え、まちづくりに発展させていくこととし
   ています。

  テーマW−2.まち並みをつくってみよう:(表現するプログラム)
  ・まち並みを観察することによってまちづくりの作法や決まりについて考え、実際に建物の絵を
   並べ替えてまちなみをつくってみることを体験するためのテーマです。
  ・学習のねらいは、まちの景観をつくるには、調和のとれた連続性が必要なことに気づいてもら
   うこととしています。


  テーマX.あらためて、景観とはなんでしょう:(自分たちで考えるプログラム)
  ・「景観」とはなにかということを、教えてもらうのではなくて、自分たちで考えていくための
   テーマです。

  ・具体的な学習の進め方は提示しませんが、子供たち自身で考えて、景観とは何かを発表できる
   ようになるのが、景観学習プログラムの最終目標です。


3.景観学習プログラムの取り組み方
 ・対象は、小学校5〜6年生としています。
 ・このプログラムは、複数のテーマの構成によってできていますが、授業のねらいに合わせて選ん
  だテーマを単独に行っても景観の学習ができるようになっています。(個別プログラム)

  つまり、テーマT.から順番に学習していっても良いし、習熟度や授業のねらいに合わせてテ
  マを選んで行うことも良いです。

 ・各テーマ(テーマT.〜W.)は、複数のステップSTEP(1ステップは1時限(45分))
  で
構成されています。
 ・各ステップは小学校の授業1時限に収まるようになっています。


4.景観学習プログラムを構成する各テーマのつながり


5.景観学習プログラムによる授業の組み立てについて
 ・実際の授業の組み立ては、授業を担当される先生と長野県建築士会景観整備機構から派遣する専
  門家とによって、授業の前に充分に打ち合わせをすると良いと思います。

 ・授業が行われる地域の特性を考慮して、授業を組み立てると良いと思います。
 ・授業が行われる季節も考慮すると良いと思います。
 ・学校の中だけの景観学習にとどめずに、地域に暮らす人々と広く関わり合いながら学習を進め
  と良いと思います。(「テーマV−1.クラスで選ぶ好きな風景ベスト5」が、地域への発展を
  考慮した内容になっています。)

 ・地域にとどまらず、他の地域の方や他の世代の方(先輩・卒業生)とも関わり合いながら学習
  進めると良いと思います。(「テーマV−2.住んでいる地域の誇り」が、よそから見ることに
  よって気づく地域の良さへの発展を考慮した内容になっています。)

 ・少しずつ景観学習を進めることによって、子供たち自身の認識の発展を意識できるようにすると
  良いと思います。さらに、大人になってこの授業を振り返ったときに、改めて認識の変化に気づ
  くような成果物を残すようにしてください。


6.この景観学習プログラムについて
 この景観学習プログラム「長野県みんなの景観」は、国土交通省都市・地方整備局都市計画課景観
室の企画監修 東京学芸大学教授 小澤紀美子『景観まちづくり学習のススメ!』を参考にさせてい
ただきました。また、作成にあたり、長野県住宅部建築管理課景観係の皆様に、多くのご助言をいた
だきました。ここに記して感謝の意を表します。


(社)長野県建築士会景観整備機構


(社)長野建築士会ホームページ


(社)長野県ホームページ−景観育成








テーマT.景観とはなんでしょう(基本的導入プログラム)
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)
自分たちを
取り巻く環
境を景観と
いう視点で
考える場と
する。
景観の概念をわかりやす
い言葉で伝えた後具体的
な事例を映像で説明し理
解させたうえで、その地
域の景観パネルを用意し
て子供たちの景観への感
じ方を引き出す。
その際「美しい」「悪い
」という評価基準でなく
個々が絶対評価できるも
の、即ち「自慢できる」
「想い出のある」「好き
」「嫌い」を評価基準と
する。
パネルには番号をつけて
、子供たちの選択を容易
にする。
それらの結果を基にして
子供たちに意見交換をさ
せて、先生が全体の締め
くくりを行い子供達の意
識を高める。
参考とする良
い景観・悪い
景観の映像(
パワーポイン
ト・写真パネ
ルなど)

その地域の景
観(パワーポ
イント・写真
パネルなど)
@子供たちに景観の意味
 を子供たちの言葉で伝
 える
A良い景観、悪い景観の
 事例を映像で見せる。
B子供たちの住む地域の
 各所の映像を用意して
 「自慢の出来る場所」
 「好きな場所」「想い
 出のある場所」などを
 投票させる。
Cそれらの結果を基にし
 て意見交換をする。
D全体の講評をして意識
 を高める。

更に時間があればコンピ
ューターを使い、ある景
観を材料にして建物の色
を変えたり、建物を付け
加えたり、建物を消した
り、樹木を植えたりする
ことにより直接的に視覚
に訴えて子供たちに興味
を持たせる(学習に厚み
が増す)。
子供たちに
身近な話、
興味のある
話としなけ
ればならな
い。
自分たちの住む
まち、場所の再
発見となり、そ
の眼で他のまち
を見ることとな
る。
     

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テーマU−1.五感で感じてみる(基礎的プログラム(感じる))
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)

「学校から見
た私だけのイ
ケてる風景 」
五感で景観
を感じても
らい身近な
所に大切な
景観が有る
事に気づい
てもらう。
VER見る:大好きな・
      大切な・残
      したい所を
      写真に撮る
VER聞く:聴診器やメ
      ガホンを持
      ち音探しを
      し発見カー
      ドに記入
VER香る:香り探しを
      行い発見カ
      ードに記入
VER触る:色々な所を
      触り最も気
      持ち良い物
      を探し発見
      カードに記
      入
VER味わう:季節毎の
       味の思い
       出をカー
       ドに書く
デジカメ
プリンター
聴診器
メガホン
マジック
発見カード
@全体のスケジュール説
 明
Aグループ分け
B学校内や地域に出掛け
 発見活動
C発見のコメントも同時
 にメモする
Dデジカメ写真等を持ち
 帰り印刷
子供に関心
を持っても
らう仕組み
が必要
校外に出る
ときの安全
確保
グループの
役割分担を
明確にする
景観とは見るも
のだけでなく体
で感じる全ての
要素が景観に大
きく影響し地域
環境への関心を
高めることとな
る。
      
STEP2
(45分)

「五感でさが
す心の風景」
写真や発見カードを分類
し模造紙にKJ法でグル
ープ分け

コメント作成

グループ毎に発表

マジック
模造紙
発見カード
@発見カードや写真をグ
 ループ毎に分ける
Aグループで整理分類
B各グループで意見交換
C模造紙にカードや写真
 を貼り整理
Dコメント、タイトルを
 付ける
Eグループ発表
Fまとめ、ふりかえり
参加する子
供全員で作
業出来る工
夫が必要。
皆が意見を
出せる様に
する。
グループの
役割分担を
明確にする
 
景観と体感
をつなぐ事
を意識して
プログラム
活動する必
要が有る。
 

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テーマU−2.景観を要素に分けてみる(基礎的プログラム(調べる))
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)
景観はどの
ようにでき
ているか考
えてみる。
写真を撮り自然物と人工
物に色分けして 景観の
中で人間が創れるところ
を抜き出してみる。

景観はどのようにできて
いるか考えてみる。
デジカメ
プリンター
マジック
地域を観察して、印象に
残った風景・写真5枚位
をデジカメで撮り、プリ
ンターでA3程度の大き
さに印刷する。
景観が様々
な構成要素
で成り立っ
ていること
に気づく。
いろんな分類基
準を探して、分
類をしてみると
良い。
      
STEP2
(45分)
模造紙
ポストイット
写真の中で、自然物を青
で囲み、人工物を赤で囲
む。
5枚の写真を、青が多い
写真から赤が多い写真ま
で並べる。
それぞれの感想をみんな
でまとめる。
      

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テーマV−1.クラスで選ぶ好きな風景ベスト5(考えるプログラム)
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)
自分の住ん
でいる地域
に関心を持
ち、観察力
、感覚を養
う。
自分の住んでいる地域、
通学路や家、学校の周辺
を観察する。
  季節、時間、天気によっ
て風景がちがって見える
ので子供たちの観察力、
想像力を高めるようにす
る。
先に写真を
見せてしま
うと先入観
を与えてし
まうので、
タイミング
に気をつけ
る。
   
STEP2
(45分)
関心を深め
ながら、好
きな理由を
説明できる
ようにする
地域の写真を提示する。
(山、川、神社、寺等)
自分の好きな風景を選ぶ
先生や大人が
選んだ地域の
写真
自分の好きな風景を選ぶ
ことに迷っている子供に
写真を見せて指導してい
く。
嫌いな場所
、汚い場所
に子供たち
の視点がい
くときは好
きな場所、
美しい風景
に意識が向
くように指
導する。
    
STEP3
(45分)
選ばれた好
きな風景に
ついて、子
供たちの意
見感想。
好きな風景ベスト5を選
ぶ。
ベスト5以外の風景も発
表する。(それぞれに思
い入れのある風景や気に
なる風景、おもいでの風
景)
   選出理由を説明する。
ベスト5以外の風景につ
いてはきちんと説明でき
る風景を選ぶ。
           
STEP4
(45分)
好きな風景
には共通す
るものがあ
ると思うの
で共通点を
見つける。
選んだ風景
を出発点と
して自分の
周りの景観
に関心をも
ってもら
う。
選んだベスト5を観察し
ながら、共通することや
自分たちの住んでいる地
域について特徴や現状を
観察して、未来の風景は
どうあってほしいのかを
話し合う。
  自分たちの地域の特徴を
見つけ、地域に対する思
いを表現する。
   選んだ風景を市
の広報、自治会
等に提供し地域
の大人に関心を
もってもらい景
観問題を考える
ことにつながっ
ていけばよいの
では。さらに地
域の中の学校づ
くりとして活用
されれば良い。
     

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テーマV−2.住んでいる地域の誇り(考えるプログラム)
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)
地域の誇り
とは何か学
習する。

思い出にな
るところ<
自慢>思い
出にしたく
ないところ
眺めの良いところ(理想
とするところ)
眺めの悪いところの価値
観の共有(地域の美しい
ところを知る)
地域の実例映
講義(問題提起)
 ↓
生徒からの自由討議
自由に意見
が出るよう
にリラック

型に嵌めな
いフリート
ーク
各々身のまわり
の事に注目させ
る。
 
STEP2
(45分)
現地体験
ウォッチン
自分の目で確かめた映像
良いところ・・三つ
悪いところ・・三つ程度
映像収集活動
デジカメ等 現地(制約)での自由散
事故・危険
防止策
幅の広い視野で
の行動を促す。
  
STEP3
(45分)
研究集会(
ワークショ
ップ)
グループ討


学校の先輩
や卒業生の
かつての意
見や、他の
地域に住ん
でる方の意
見を聞く。

よその人の
意見を聞い
て自分たち
の意見を見
なおしてみ
る。
良いところの発表(三つ
程度)
悪いところの発表(三つ


先輩がかつてこの学習に
取り組んだ時との違いに
ついて話し合う。

悪いところ(良いところ
)は、他の地域に住んで
る方も悪い(良い)と思
うか話し合う。
模造紙
ポストイット
各々から説明とあわせて
の発表
 ↓
集約して共通点を見出す
(話し合いの結果、悪い
ところが良いところだと
思うようにならなかった
か)
 ↓
グループ毎の発表
 ↓
ここが地域の自慢だ
自由に発表
できる雰囲
気造り

地域の誇り
とは、自分
以外の人の
目に価値が
伝わる必要
がある。

よその人(
自分たち以
外の人)か
ら指摘され
て、地域の
誇りに気付
くことがあ
る。
ファシリテータ
ーの手腕の発揮
が必要。

この学習を定期
的に行って(5
年おき等)、卒
業生が在校生に
、かつての景観
学習の経験や、
卒業した後の「
景観」へのまな
ざしの変化など
を、話してもら
うようににする
とよい。
他の地域に住ん
でる方の意見も
聞くと良い。
      

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テーマW−1.古い建物を捜してみよう(行動するプログラム)
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)
準備学習

景観につい
ての知識を
得る。
事前知識として景観につ
いての説明。

グループ毎に古い建物を
ひとつ取り上げる
写真
ビデオ
地図
基礎知識
 ↓
グループ決め
 ↓
グループ毎に観察テーマ
を決める
楽しい授業

興味を持た
せる工夫
   
STEP2
(45分)
体験学習

野外観察か
ら新旧の建
物を比較す
る。
グループ毎に決めた建物
を観察する。

写真に撮る。

周りの風景も写真に撮る
スケッチブッ

カメラ
メモ帳
地図
筆記用具
建物の観察
 ↓
記録
 ↓
周囲の風景の観察
 ↓
記録
      
STEP3
(45分)
まとめの学
体験学習で記録した写真
または絵を手書の
地図に貼り付ける。
模造紙
マジック

定規
建物を中心にした街並の
地図を書く
 ↓
中心に記録した写真、絵
を貼り付ける
 ↓
周りの風景の写真、絵を
貼り付ける
       
STEP4
(45分)
発表


講評
グループ毎にまとめたこ
とを発表する。

自分たちの意見を発表し
て終了する。

全体の講評で締めくくる
   どんな建物を選んだか
 ↓
どんな役割をしているか
 ↓
周りの風景とくらべてど
のように感じるか
            

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テーマW−2.まち並みをつくってみよう(表現するプログラム)
ステップ
(目安時間)
学習の狙い 学習の内容 準備するもの 学習の流れ 留意点 発展へのヒント 資料
STEP1
(45分)
まち並みを
つくる建物
の形や色に
は、様々な
制約や意味
があり、ま
ちの景観は
、そうした
建物の連な
りによって
形成されて
いる。

連続した数
軒の建物を
各自分担し
て描くこと
によって、
まち並みを
再構成し建
物の連なり
について考
察する。
5、6人のグループに分
かれて、特定の家並みを
自分たちの目で見て描く
ことによって、その場所
にある特色に気づくよう
にする。
クレヨン又は
水彩絵の具
スケッチブッ
ク等
学校周辺地域のまち並み
や家並みを見学し、子供
たちが興味をもった場所
を選びグループとして決
める。
(例)古い商店街、新し
い商店街、古い住宅街、
新しい住宅街などで5、
6軒の連続したまち並み

選定したまち並みなどに
行き、グループで一人一
軒ずつ正面からみた家を
描く。スケッチする場合
は、着目したテーマに注
意して描く。
(例)屋根の形・壁の色
・背景の山の見え方、周
囲の風景など
生徒ひとり
で2度絵を
描くので、
もし時間の
制約があれ
ば、あまり
細部にこだ
わらないで
描くように
する。

着目したテ
ーマにそっ
て絵を描く
時のルール
を決める。
(例)用紙
サイズの統
一、絵の大
きさなど(
並べて見た
時にあまり
ちぐはぐに
ならないよ
うに)
自分たちの住ん
でいるまちの、
好きなところ、
残していくとこ
ろ、変えたほう
がよいところな
どについて考え
てみる。
ぼくたち
のまちづ
くり4
楽しいま
ちなみを
つくる
福川裕一
・青山邦
彦著(岩
波書店)
STEP2
(45分)
子供たちが
自分の目で
まち並みを
観察するこ
とによって
、まちづく
りの作法や
決まりにつ
いて考える
その中の一軒を自分で考
え、創造した家に入れ替
えることによって、まち
並みをつくるとはどうい
うことか体験してみる。
クレヨン又は
水彩絵の具
スケッチブッ
ク等
描いた建物を現状の順番
で並べてみる。

その中の一軒について自
分の家をつくる場合を想
定して絵に描いてみる。

それぞれの絵を入れ替え
てみて、皆で意見を出し
合い、まち並みを美しく
するにはどうすればよい
か考える。
最終的なね
らいは、ま
ちの景観を
つくるには
、調和のと
れた連続性
が必要なこ
とに気づか
せることに
ある。
なぜ古い建物や
まち並みを大切
にしなければな
らないかを考え
てみる。

自分たちの育っ
たまちが、大人
になった時にど
のように変わっ
ているか想像し
てみよう。
 

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(社)長野建築士会ホームページ